史上初となる9年連続200本安打を達成したイチロー。いかに自分との闘いが大変かを語っていた。チームメイトとの調和の問題などさまざま大切なことはあるのだが、1番大事なのは、自分をどう整えるかだと。求道者であり、とても孤独な姿に見えた。
ONの方は、天才肌の長嶋に努力型の王と言われているが、実は2人ともものすごい努力をしているのだということが分かった。天才肌云々はつくられたイメージであり、実像と合ってないと本人たちの話から浮き彫りになった。
つくられた自分のイメージを壊さないよう、ファンの夢を壊さないよう、長嶋は人目を避けて努力していた。山中での走り込みや旅館の中での素振りなどだ。
3人とも、孤独に努力を重ねていく人だった。誰にも言えない闘いが続いた、という王の言葉がぴったりだろう。
そ れにしても、長嶋が話しているところを見ると痛々しかった。ここまでリハビリして動けるのはすごいことなのだろうが、言葉はやはり不自由だ。もうゆっくり させて上げてもいいのではないだろうか。本人は、表に出ることに抵抗がないのかもしれないが、引き際は考えた方がいいのではないだろうか。それはソフトバ ンク球団会長を務める王も同じだろう。なかなか難しい問題ではあるが。そういえばイチローも白髪が増えていた。イチローも引き際を意識するときが近付きつ つあるだろう。
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