【株式会社幸楽苑 代表取締役社長、新井田傳(にいだ つたえ)さん】 の成功哲学をお伝えします。 新井田さんの将来の夢は、 幸楽苑を「ラーメンのマクドナルド」にすること。 1954年に、社員3名の雨漏りするお店で始めたラーメン店をきっかけに 現在では420店舗を超える店舗数を誇り、年間6,000万人の来店者数を誇る 一大企業に成長させました。 新井田さんが事業展開を進めていくなか 「ラーメンのチェーン店化は難しい」というのが業界の定説でした。 それでも、新井田さんは次の言葉を哲学として 業績を伸ばし続けてきたのです。 ──新井田傳の成功哲学────────────────── 「変身経営を心がけよ」 ───────────────────────────── 変身経営。 すなわち、事業の規模に応じて経営の仕方を変えていく、ということです。 「なんだ、そんなことは当たり前のことだろう」とお思いになりますか? それでは、自分が幸楽苑の経営者になったつもりで少し考えてみてください。 おいしいラーメン店を1店舗経営するときと、 100店舗経営するときの違いについて、あなたはわかりますか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ この問いにはもちろん、いくつかの答えがあるでしょう。 では、新井田さんの答えは…? ずばり、 「スタッフを料理人として育てない」 ということなのだそうです。 商売では、なによりコストを下げる工夫が必要です。 幸楽苑では、野菜などの材料を大量に直接仕入れ、 工場で加工してから全国に発送しています。 そして、お店でも機械による自動化を進め、人件費を削減しています。 これらの小さな積み重ねが、290円ラーメンを生み出したのです。 「スタッフを、料理人ではなく、経営のスペシャリストに育てる」 これが、新井田さんの掲げる基本方針です。 事業は、小さいときと大きいときとで経営の仕方が全く違います。 規模に応じて、「そのときにふさわしい仕組み」をスピーディに 察知し、変化することのできる柔軟性を、是非身につけたいものです研究資金獲得法 ~研究者・技術者・ベンチャー起業家~
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