屋号付の口座といえば、ネット銀行のイーバンクの個人ビジネス口座やジャパンネットバンクのビジネスアカウントを使っている人が多いのではないでしょうか。
「普段使っているメインバンクでは屋号付の口座が開設できないので、しょうがなくネットバンクを選んでいる」という方は、「決済性(無利息型)普通預金」で開設してみるのはいかがでしょう? 決済性預金は2005年のペイオフ解禁を機に登場した、金融機関の破綻時に預金保険機構により全額保護される「無利息 ・要求払い ・決済サービスの提供」の3条件を満たす口座です。4大銀行(三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそな)すべてで取り扱っており、いずれも個人事業主でも屋号付の口座を開設することが可能です。口座維持手数料もかからず、自行ATMで時間内取引なら入出金手数料もゼロ。
普通預金と異なる点としては...
* 口座開設時に印紙税がかかる(200円)
* ネットバンキング・テレホンバンキング・モバイルバンキングの利用ができない
* 通帳なし口座にできない
がありました。下の2点は銀行によって異なるので、口座開設時orコールセンターへ確認したほうがいいでしょう。また、個人事業開始届も不要で、個人の身分証明(免許証など)と印鑑があれば口座が開けます。個人名義の口座を持っていても、別口座として開設できるので、事業用・個人用と口座を分けたいけど、同じ銀行の口座にしたい、と思っている人にもいい選択肢かと。
ネットバンクはWEBサービスが充実していて便利なんですが、対応していないサービス(例:pay-easyの国税・国民年金支払いなど)もあったり、引き出しに手数料がかかったり、現金を扱うときにちょっと弱かったり。このへんの弱点も、大手行の決済用普通口座でカバーできますよ。ちなみに、ゆうちょ銀行は振替口座であれば屋号つきで開設できます該当口座なしでした。
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