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2009.03.06
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62afa2dc.jpg仕事の生産性アップの観点でも効果的であることが明らかになりました。

米ハーバードビジネススクールでは、有名コンサルティングファーム・ボストンコンサルティング(Boston Consulting Group)の12のプロジェクトチームを対象に、4年間にわたって研究をしたそうです。詳しくは『Harvard Business Review』(2009年10月号)にも掲載されるそうですが、概要をご紹介しましょう。

BCGのコンサルタントは元来ハードワーカーが多いのですが、彼らに週1回、早く退社させ、18時以降は仕事の連絡を一切しないというルールを作ったところ、当初は「言われたとおりに休んだら、業績評価に影響するのではないか?」と疑心暗鬼だったコンサルタントたちも、次第に各メンバーが心置きなく確実にオフの時間を取れるようプロジェクトの計画立てや仕事の段取りを話し合うようになったとか。

ルール施行後5ヶ月を経過すると、コンサルタントの仕事における満足度は上がり、ワークライフバランスもよくなったおかげで、離職率も低くなったそう。しかし、効果はこれだけにとどまりません。コンサルタント同士のコミュニケーションが円滑になり、仕事の成果も向上。クライアントからの満足度も上がったそうです。つまり、仕事のオンオフのメリハリをつけたことで、働く側にとっても、彼らを雇用する企業にとっても、プラスの効果が発揮されたということ。これは理想的ですね。


「そんなうまくいきゃ、苦労しないよ...」という悲観的な見方もあるかもしれませんが、週に1度くらい早帰り日を設定してみると、仕事に使える時間が制限される分、時間の使い方や効率的な仕事のやり方を工夫する意識づけにもなり、結果として仕事の生産性向上につながるかもしれません。「残業軽減策にこんな方法があるよ!」というグッドアイディアをお持ちの方は、ぜひコメントで共有してくださいね。
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