楽天・田中将大投手(20)がクライマックスシリーズ(CS)出場を賭けた4位・西武との直接対決でまさかの背信投球を演じた。それでも野村克也監督(74)がボヤかなかったのはなぜだ。
3位の楽天は25日の西武戦(西武ドーム)に1-7で完敗。西武とのゲーム差は2に縮まった。試合前に野村監督が「マー君にすべてを託してます」と送り出した田中が、今季ワーストの5失点。今季最短の6回でマウンドを降り、6敗目(14勝)を喫した。
初回に2死から3番・中島に四球を出し、おかわり君こと中村にカウント2-0から、高めに外そうとした球が甘く入り先制2ラン。
4回にもGG佐藤に2ランと内容も悪く、田中は「見てもらったとおり。あまり自分の感覚ではなかった。(本塁打2本は)投げるべきところに投げられてないから仕方ない。最後は気持ちですから。また次しっかり投げられるようにしたい」と反省。佐藤義則投手コーチも「リズムが全然だった。本塁打は打たれ方が悪すぎる。こんな大事な試合なのに、ピリっとしないよな。内角(要求)が真ん中だもん」と苦言を呈したように、どう見ても打たれた田中に問題があった。
ところが野村監督は田中に対し「いずれにしても制球、配球ミスでしょ。今日の負けは痛い。最低でも5、6回までは試合を作ってもらわないと。今日は1-0か2-1しか、勝ち目がないんだから」と言った程度。「カウント2-0が一番難しい。1つ外せというのは50年前の野球。前にも散々怒ったのに、直りゃしない。立ち上がりはどんなベテラン投手でも不安なもの。打者中心の配球をしていた。初回は投手中心の配球から入らないと」などと、なんと嶋基宏捕手の配球をヤリ球に上げた。
誰に対してもボロクソの野村監督だが、田中だけは別。入団以来1度もお説教をされず、田中の不振まで「岩隈病」と自分のせいにされてしまうエースの岩隈久志投手とは正反対だ。気を使っているのか何なのか。謎を呼んでいる。
田中は野村監督の無言の檄に応えるためにも、残り試合に全勝し、CS出場に導くしかしかなくなった。
3位の楽天は25日の西武戦(西武ドーム)に1-7で完敗。西武とのゲーム差は2に縮まった。試合前に野村監督が「マー君にすべてを託してます」と送り出した田中が、今季ワーストの5失点。今季最短の6回でマウンドを降り、6敗目(14勝)を喫した。
初回に2死から3番・中島に四球を出し、おかわり君こと中村にカウント2-0から、高めに外そうとした球が甘く入り先制2ラン。
4回にもGG佐藤に2ランと内容も悪く、田中は「見てもらったとおり。あまり自分の感覚ではなかった。(本塁打2本は)投げるべきところに投げられてないから仕方ない。最後は気持ちですから。また次しっかり投げられるようにしたい」と反省。佐藤義則投手コーチも「リズムが全然だった。本塁打は打たれ方が悪すぎる。こんな大事な試合なのに、ピリっとしないよな。内角(要求)が真ん中だもん」と苦言を呈したように、どう見ても打たれた田中に問題があった。
ところが野村監督は田中に対し「いずれにしても制球、配球ミスでしょ。今日の負けは痛い。最低でも5、6回までは試合を作ってもらわないと。今日は1-0か2-1しか、勝ち目がないんだから」と言った程度。「カウント2-0が一番難しい。1つ外せというのは50年前の野球。前にも散々怒ったのに、直りゃしない。立ち上がりはどんなベテラン投手でも不安なもの。打者中心の配球をしていた。初回は投手中心の配球から入らないと」などと、なんと嶋基宏捕手の配球をヤリ球に上げた。
誰に対してもボロクソの野村監督だが、田中だけは別。入団以来1度もお説教をされず、田中の不振まで「岩隈病」と自分のせいにされてしまうエースの岩隈久志投手とは正反対だ。気を使っているのか何なのか。謎を呼んでいる。
田中は野村監督の無言の檄に応えるためにも、残り試合に全勝し、CS出場に導くしかしかなくなった。
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