オンラインの翻訳ツールを使ったことがある方は多いかと思います。
ガツガツっと英語のサイトなんかを訳してくれるのは、まだなんとなくいいとしても、自分で書いた文章を英語に訳させると、正直、「うーん、使えねぇー、これ」という結論に至った方も多いのでは?
機械翻訳というのは、語彙力は大学教授並み(あるいはそれ以上)なものも多々あるのですが、文章の理解力に関してはかなりKYです。人間で言うと5歳児くらいではないかと思います(2009年9月現在)。英語は、割と機械でも翻訳しやすい構造をした言語ですが、日本語は構造が難解な上、文脈に依存する言語です。なので、翻訳ツールをうまく活用するには、この5歳児並みの理解力を持った機械に分かってもらえる日本語を書いてあげる必要があるわけです。それを踏まえた上で、オンライン翻訳ツールとうまく付き合っていく方法をいくつかご紹介。
1. センテンスは短く。
原文が長くなれば長くなるほどわかりづらくなるのは、言語を問わず一緒です。正確な訳文を作るには一つ一つのセンテンスは短く切ってください。相手は5歳児です。長い文章は理解してもらえません。例えば、
雨が降っているので出かけたいと思っていたのですがやめることにしました。
ならば、簡潔に
雨が降っている。従って、私は外出しない。
と、2つの文に分けると良いかと思います。「出かけたいと思っていたことが重要」なのであれば、
私は外出したかった。しかし、雨が降っている。従って、私は外出しない。
と、3つの短い文章に分けると命中率もアップします。
2. あいまいな表現を避ける。
質問に対して回答する場合に、日本語はYesかNoかを言わずになんとなく流す、ということが出来る便利な言葉ですが、結論からまず書くと伝わりやすく、訳しやすくなります。
こちら側の意向としては前向きに対応させていただきたいです。
などと言わず、
はい。お願いします。または、ごめんなさい。今回は断ります。
という風に書いたほうが混乱は避けられます。
3. 主語を必ず入れる。
日本語で会話をする際に「わたしは」「あなたは」などと、いちいち主語を言わないのが普通ですが、英語は必ず主語が入る言語です。多くの場合、主語なしのセンテンスは、機械が勝手に主語を造り上げてしまいます。しかも、たいていの場合、itで文章が始まることになり、読む側としては、いつからこの人は自分のことをitで表現するようになったのだろうか、と首を傾げることに。
その意見に賛成です。ではなく、
私はその意見に賛成です。
と書くほうが命中率はあがります。
「その意見に賛成です」と書くと、「It agrees.」 と勝手にIT系な文章になってしまいますのでご注意。
4. コンプリートセンテンスで書く。
出来るだけ、「です」「ます」など一般的な表現で書くことが望ましいです。上記の例で言うと、
その意見に賛成。
までで、文章を留めてしまうと、
Agree with that opinion.(同意しなさい。)
と、命令形になってしまうことが多々あるので、「私はその意見に賛成です。」としたほうが吉。
5. 漢字で書ける単語は漢字で書き、日本語で書けるところは日本語で書く。
一休さんの言うところの「そのはしわたるべからず」的なお話ですが、
「橋」なのか、「端」なのか、トンチを効かされない為には漢字を使いましょう。「漢字」と「感じ」とか、「以外」と「意外」とか、「早い」と「速い」、などは特に注意。漢字を正しく使うことにも注意。ネット上でよく見かける「以外とおいしい」などが感じで伝わると考えるのは、百年とは言わないですが10年くらいは早いですよ。
その橋渡るべからず。
は、例えば
その橋を渡らないでください。
と書きなおすと良いです。また、
そのファイルをSaveする。
など、途中で英単語が入る場合、
そのファイルを保存する
または
そのファイルをセーブする
とした方が賢明です。「Saveする」とした場合、Saveが固有名詞扱いされ、"The file Save is done."などとなることが多いです。
6. スラングや略語は使わない。
普段何気なく使っている社内用語や会話的すぎる表現も、5歳児には理解できませんので、誰が読んでもわかる表現に置き換える必要があります。間違っても、「それ、あかん。」や「したっけねー。」や「賛成の反対なのだ。」などと入力してはなりませぬ。
7. 文章中に不要なスペースは入れない。
今日は 良い天気 です。
というメールを書く人をたまに見かけますが、日本語の文章において、途中でスペースを入れるのは文法的に正しくありません。機械翻訳の場合、違う行として認識される場合もありますので注意が必要です。
8. 丁寧すぎる言い回しは避ける。
2.とも通じるところですが、英語はフランクな言語なので、~頂きまして心よりお礼申し上げます、などと言わず、「ありがとうございます。」でたいていの場合は充分です。他にも、「お疲れ様です。」「よろしくお願いします。」「お世話になります。」など日本語固有のとりあえず言うけどあんまり意味はない的な表現は避けたほうが賢明です。
お疲れ様です。⇒こんにちは。
よろしくお願いします。⇒ありがとう。
などに置き換えるとよでしょう。
まいるす・ゑびす的には「お疲れ様です」も「お世話になります。」も英語に訳すと
Hi.
で充分です。ちなみに、よろしくお願いしますは、"Thanks in advance."と訳すことが多いです。
9. 訳された英文をもう一度翻訳にかけて日本語にしてみる。
訳された文章がなんかおかしい、と感じる場合にはその英文をもう一度機械翻訳にかけてみると確認できます。もしくは、自分で書いた文章が正しいのかどうかをこの方法で確認することもできます。
10. 不安な場合はググる。
「英語でこんな表現あるんだろうか?」と、不安で昼も眠れないような場合は、その英文を""でくくり「ウェブ全体で検索」を選択してググってみてください。ヒットした件数も重要ですが、その検索結果の上位に来るサイトの地域を確認してください。タイやマレーシアのサイトばかり出てくる場合は、怪しい可能性大です。アメリカのニュースサイトや大学関連のサイトが出てくる場合は、問題ない可能性が高いです。
上記の例であげた"The file Save is done"をググってみると2件しかヒットしないので、ん? なんか変だ? と気がつくはずです。
翻訳ツールはまだまだ発展の余地のある分野ですので、アウトプットされる英文の質はどんどんこれから上がっていくとは思いますが、ゴールデンルールとして
原文以上の訳文は作れません。
これは人が訳している場合でも大体同じですので、わかりやすい原文を書くことがなにより大切です。中学校の頃の、英語の授業で作った訳文のような、いわゆる日本語としては不自然でぎこちない原文を書くと訳文の精度はあがります。
基本的には
「誰が」+「何を」+「どうした}
が明記されていることが絶対的な条件といえるのではないでしょうか。
また、オンライン翻訳ツールなら全て同じではなく、それぞれに癖があるので、そこらへんも踏まえて翻訳ツールも選んでみてください。上の10の秘訣はツールの性能に関係なく使えるお話だと思いますので、有料の翻訳ソフトをお使いの方もぜひ参考にしてみてください。
データ漏えいのリスクがあるのでオンライン翻訳ツールに企業秘密は打ち込むべきではない、というお話も最後に付け加えておきますね。
- ステップ1: FireMasterをダウンロードし、デスクトップなどのテンポラリディレクトリに保存する。
- ステップ2: コマンドプロンプトをあける。(ショートカットテク:「Win+R」を押し、「cmd」を入力して「Enterキー」を押す)
- ステップ3: コマンドプロンプトで、FireMasterフォルダをアクティブディレクトリに移動させる。一番手っ取り早いのは「cd」と入力し、FireMasterフォルダをデスクトップ(ステップ1で保存した場所)からコマンドプロンプトにドラッグ&ドロップする方法(こうすると、自動的にこのフォルダへのパスができる)。最後に「Enterキー」を押す。
- ステップ4: パ スワード解析を行う。辞書アタック(Dictionary Crack Option)・総当たりアタック(Brute Force Crack Options)・ハイブリッドアタック(Hybrid Crack Options)が使えるが、一例として、文字種を指定した「総当たりアタック」の方法を紹介しよう。たとえば、パスワードがアルファベット文字のみの場 合、「-c "abcdefghijklmnopqrstuvwxyz" 」というコマンドを実行すれば解析できる。「アルファベットのみ」かつ「文字数は6」という条件であれば、以下のようなコマンドになる。
FireMaster.exe -b -q -l 6 -c "abcdefghijklmnopqrstuvwxyz" -p "??????" %appdata%\Mozilla\Firefox\Profiles\1sq2zzh2.default
- ステップ5: コマンドが完了したら、Enterキーを押して終了させる。
文字種と文字数を指定したこの例では23分でパスワード解析ができたそうですが、文字数が不明な場合や複数の文字種がある場合はより長い時間が必要のようです。
このほかの例としては、「"Fire"から始まり"123"で終わる12文字のパスワード」の場合
FireMaster.exe -b -c "abyz" -l 12 -p "fire?????123" c:\testpath
というコマンドで実行するといった具合になります。
『FireMaster』は無料のソフトウェア。Windowsにのみ対応しています。Firefoxのバージョン1.0から3.5までは正しくパスワード解析ができたことが検証済みとのこと。ダウンロードはこちらのページからどうぞ。
一方、このテのパスワード解析ツールはパスワード破りにも使えてしまうため、特にプライバシーの観点で功罪はあります。やはり本来はこのようなツールのお世話にならないよう、大事なパスワードは紛失しないことが鉄則のようですね。
ライフハッカー過去記事「『LastPass』でパスワードを一括オンライン管理!(フリーソフト)」でご紹介した『LastPass』や『KeePass』(Mac版は『KeePassX』)などのパスワード管理用ソフトを活用してみるとか、ちょっと変り種としてはライフハッカー過去記事「重要な個人情報を1冊のノートにまとめるメリット」などもご参照のうえ、まずはパスワード管理を徹底させた上で、どうにもならない緊急時にのみ『FireMaster』のようなツールを使ってみてくださいね。
さて、実際、このテの臨時収入をどのように使っていますか?
財布に入れたら最後、「気がついたら無くなっていた」というのは少しもったいないですね。こちらでは、臨時収入を効果的に使うコツをご紹介します。
お馴染みのファイナンスブログメディア「Get Rich Slowly」では、臨時収入を効果的に使うためのコツを紹介しています。ポイントはもらう前に使い道を決めておくこと。お金はほかのものと一緒にしたら最後、区別がつかなくなってしまうもの。財布や銀行口座に入れる前に使い方を明確にしておくことが大切です。
具体的な方法としては、以下の2つのアプローチがあります。
アプローチ1:臨時収入の使途を具体的に特定しておく
マイカーの購入資金や海外旅行のための費用など、ある特定の目的を定め、臨時収入があればその目的に使うと決めてしまう。負債がある人は、ライフハッカー過去記事「借金返済に効く『スノーフレーク方式』」とは」で触れたように、借金返済に充てるという方法もあり。
アプローチ2:臨時収入のうち自由に使える割合を決めておく
例えば、臨時収入の総額のうち50%は生活費への充当、残りの50%は自由に使えるお金といったように、自由に使えるお金を割合で決めておく。絶対額ではなく割合で決めるのがポイント。臨時収入を増やそうというモチベーションにもつながる。
ちなみに、訳者も上の「アプローチ1」を実践中。臨時収入は別に管理し、外食や旅行などのリクリエーションに充てることにしています。たしかに、「遊びたいなら働こう」という意識付けになりますし、何に使ったかが明らかなので、"知らない間に使っちゃったっぽい..."というよりも、お金を使った後の納得感がありますよ。
このほか、お金の管理に絶対額でなく割合を活用する系の参考記事としては、ライフハッカー過去記事「生活レベルのインフレを防ぐための5つのコツ」や「クレジットカードのご利用は限度額の25%までにしておこう」もどうぞ。
Rainmeter 1.0?
トップバーからドロップダウン表示されるパネルでやりたいことのほとんどは出来てしまう、という機能性、そしてこの見栄えの良さ。しかもこれ、Rainmeterの設定のみで作成されているんです。
画面解像度に対応できるカスタムバージョンを使用しているのがポイント。(1024x600のネットブックの画面だそうです。)トップバーにあるアイコンからパネルを表示させる仕様になっているので、通常の画面ではごちゃごちゃした表示は全くなし。何をやるにもちゃちゃっと必要なものへアクセス出来るようになってます。
タブのフルリストは下記の通り:
* ドライブ、カレンダー、ごみ箱、バッテリー残量、天気、インターネットのアイコンはそれぞれの情報を表示。
* タスクアイコンからタスクやメモなどのタブを起動。
* システムタブはパネルビューにプロセスリストを表示。
* シャットダウン・ログオフオプションもここに表示されます。
* Gmailアイコンは未読メッセージ数を表示。未読メッセージのプレビューもタブから見ることが可能。
* Twitterアイコンは過去9つのtweetを表示。クライアントなしでもメッセージの送信が出来ます。
* RSSアイコンは最新アイテムを含むRSSタブを表示。
では1つ1つのエクササイズを、どのくらいやればいいかというと:
3つのエクササイズを1グループとして、それぞれ最多で8~15回ずつ行うのをおすすめします。飽きてしまわないように、また最大限にエネルギー消費するために、1グループは休みなく連続して行った後、2分間ほど休んで、これをまた2回繰り返しましょう。
この記事の中でKat Edenさんは「ほんのちょっとしかできないとしても、何もしないよりはずっとマシです」とも言っています。
体重計に乗るたびにエクササイズすることを誓うのにいつも3日坊主...という人も、「何もしないよりマシ」の精神でできる範囲から少しずつ続けるのが秘訣なのかもしれません。
まず最初に、「週に何分間エクササイズの時間をとれるか」を決めましょう。現実的に考えて1日10分間が限界というんだったら、それでも全然かまいません。理想的には30分間を週に3日くらいから始めるのがいいでしょう。
では1つ1つのエクササイズを、どのくらいやればいいかというと:
3つのエクササイズを1グループとして、それぞれ最多で8~15回ずつ行うのをおすすめします。飽きてしまわないように、また最大限にエネルギー消費するために、1グループは休みなく連続して行った後、2分間ほど休んで、これをまた2回繰り返しましょう。
「ほんのちょっとしかできないとしても、何もしないよりはずっとマシです」とも言っています。
体重計に乗るたびにエクササイズすることを誓うのにいつも3日坊主...という人も、「何もしないよりマシ」の精神でできる範囲から少しずつ続けるのが秘訣なのかもしれません。
大人たちが言う。「時間が経てばお前にも分かる」「お前のためを思って言っているのだ」
勉強が嫌いな中学生の息子に親が言う。「勉強しろ」
子どもが言う。「勉強なんか嫌いだ。得意でもない。大学なんか行かない」
親が言う。「お前は世の中が分かっていない。大人になればオレに感謝するだろう。とにかく大学だけは行っておけ」
「離婚したい」という娘に母親が言う。「夫婦は耐えるものなのよ」
娘は言う。「もうだめ。我慢できない。この人と一生を過ごすことはできない」
母は言う。「私も(あなたの)お父さんと何度も別れようと思ったのよ。でも、あなたも年をとったら分かるわ。あの時、別れなくて良かったと」
どこにでもありそうな会話です。「大人の言うことは嘘ばかり」と思う若者と、「若者は世の中が分かっていない」と言う大人。
「これ、どっちが正しいのか?」というのが今回のテーマ。
大人の言うことを聞くな
まず直感的に「どっちも嘘はついてない」と思う。若者の「論理」も正しいし、シニアの「経験」も正しい。お互いに“正しい”と思って言っている。
ちきりんは昔は、これは「論理と経験のぶつかり合い」であり、包括的に見れば「シニアの方が正しい」と思っていた。だって世の中は論理だけでは動 かない。実際に何が起きるかを体験してからモノを言っているシニアの方が、論理で「こっちが正しいはず」と主張する若者より「現実的には正しいだろう」と 思っていた。
でも今はそうは思わない。「若者が言っていることの方が正しそうだ」と思うこともたくさんある。つまり「どっちが正しいのか?」という“主語・主 体”の問題ではなく、「何について話しているか」という“対象”の問題によって、若者が正しい場合とシニアが正しい場合に分かれるのだ、と気が付いた。
では、何に関しては若者の方が正しく、何に関してはシニアの方が正しいのか? その分かれ目は「数十年以内で変わること」と「変わるのに100年はかかること」だ。
数十年で変わることについては、年配者のアドバイスは無用などころか、誤りを誘いさえする。30歳で生んだ子なら、自分とは30年違う時代を生きることになる。したがって30年以内に変わることについては、親の経験に基づいたアドバイスは役立たない。
例えば教育制度、雇用制度、結婚のトレンド、経済制度などの社会的な制度や枠組みは30年も経てばすっかり変わってしまう。今から30年前の 1970年代後半には、一流大企業がリストラをするとは誰も思っていなかった。大学が生徒集めに必死になる状況も想像できなかったし、バブルが来るとさえ 誰も思っていなかった。
ちなみに「100年変わらない」というのは1909年(明治42年)から今まで変わっていないってことです。「そんなに長い間、変わっていないことが何かあるのか?」と思うほど昔です。
社会慣習や社会制度などにおいて、こんなにも長く不変ということはあまり存在しない。しかも変わるスピードはどんどん速くなっている。つまり、「大半の“社会的な常識”は数十年で変わってしまうのだ」と思った方がよい。
というわけで、両親や先生、もしくは、40歳も年上の会社の経営者の方が言う「大学だけは出ておけ」「籍だけは入れるべきよ」「●●業界は将来有望だ」「とにかく若い時は我慢しろ」みたいなアドバイスは、必ずしも有用とは言えない。じゃあ、100年変わらないこととは何か?
100年変わらないことの多くは“人間の本質”に関わるようなことだ。生まれて、成長して、成熟して、老いて、死んでいく、というサイクルは1000年単位で見てもまったく変わらない。
また、嬉しいとか好きだとか楽しいとか、反対に、羞恥心、嫉妬心、憤りのような気持ちも変わらない。人間の感情のありようが太古の昔から変わってないことは、歴史を見ればよく分かる。
つまり、社会制度ではなく人間の“生物としてのサイクル”や“感情や心”に関わるようなことは100年経っても変わらないから、そういうことに関してはシニアな人が言うことをよく聞いておけば役に立つ。
以前、薬害訴訟の原告で今は参議院議員の川田龍平さんが記者会見で、「中学、高校の頃から『いつまで生きられるか』と考えつつ生きてきた」とおっしゃっていた。
そんなこと、普通の人は中学、高校時代には考えもしない。しかし70歳になれば死を意識しない人はむしろ少数派になる。つまりシニアな人の多くは、“死”というものを意識した時に「人はどのような心持ちになるのか」「人生はどう見えるのか」ということを知っている。
それは、大半の健康な若者にとって考えたこともない未知の世界だ。が、それは将来必ず自分にも訪れる気持ちの変化、人生への姿勢の変化なのだ。若い頃からそのことを意識しておけば、生き方が変わることもあるのではないだろうか。
また、「親が子どもにどんな気持ちを持つものなのか」「大事な人を失ったら、どういう気持ちになるのか」、そういう“人間の感情”も若い時には想像がしにくいが、いずれは誰もが感じることになる感情。「年をとらなければ分からないことがある」というのは事実なのだ。
というわけで、今回の結論。
人生の先輩方へ
後輩へのアドバイスは、“人間として”“人との関わりにおいて”どうすべきかという点に絞って与えてください。社会について、仕事についてのあな たのアドバイスは、残念ながら多分役に立たないです。そういうことについては若い人が若い人のやり方でやるのを信じてあげましょう。
人生の新米の人たちへ
人生の先達が勉強や仕事などについて何かもっともらしいことを言ってきても、おそらくそれらはあなたの人生には関係がありません。
でも、人として、人との関わりにおいてこうなのだ、という話があれば、それには謙虚に耳を傾けましょう。ずっと後から、あなたもそのことが分かるでしょう。
仕事ばっかりしてたらアカンのよ
なのだが、さらに一歩進めるともう1つ大事なことが見えてくる。それは、「人として、人との関わりにおいて、生きてきて、学んでこなければ、後輩 に残せる言葉は1つも得られない」ということだ。いくら“社会的に”さまざまなキャリアを積み、ビジネスで大成功しても、“人”として、体験し、感じ、成 長してこなければ、何も誰かに伝えられない。
つまり「仕事ばっかりしてたらアカンのよ」ということだ。子どもや親や友人や同僚と、人として向き合い、ポジティブな感情だけではなくネガティブな経験や感情も含めて、“人として”感じ考えたことが、次の世代の誰かに伝える価値のある何かを生む。
これが分かったのは、実は結構大きいかも。
幼い頃より暗算と語学の才能を見せた。英才教育も受け、能力を伸ばす。6歳で8桁の割り算を行い(後に入学するギムナジウムの先生が、ノイマンの父に「この子は数学の才能があるので、大学では数学を教えてもらうように」と話したという。)、ギリシャ語を話せた。8歳で微分積分をものにした。興味は数学にとどまらず、家の図書室にあった44巻本の歴史書を読了した。好んで読んだもの、特に世界史やゲーテの小説などに関しては一字一句間違えず暗唱できた。長じてからも数学書や歴史書を好み、車を運転しながら読書することもあったという。
1913年 父親が貴族の称号をお金で購入した(オーストリアのユンカーに相当する位)。この段階で、「ヤーノシュ・ノイマン」は「ヤーノシュ・フォン・ノイマン」になったことになる。(この名は、後にドイツ語のヨハン・フォン・ノイマンJohann von Neumannに変えることになる)
1914年 ブダペストにあるルーテル・ギムナジウムへ入学。
1921年 ギムナジウムを首席で卒業。
ノイマンは、身なりはいつでもスーツとネクタイでフォーマルに固めていたが、モーツァルトよろしく馬鹿馬鹿しいパーティーでハメを外すことを好んだり、乱暴な運転などで逮捕されたりした。また極端な暴食を行い(計算はできるが、カロリー計算だけはできない、などとも評された)、下品な冗談を好み、女性の脚をしつこくジロジロと眺めたりもしていた。
ブダペスト大学(Eötvös Loránd Tudományegyetem)の大学院で数学を学ぶ。数学よりも金になる学問を息子につけさせようと望んだ父親がセオドア・フォン・カルマンに相談した結果、ノイマンはベルリン大学とチューリッヒ工科大学を掛け持ちして化学工学を学ぶことになった。授業を欠席しても試験では非常に優秀な成績だった。23歳で数学(実験物理・化学も同時に)博士号を授与された。
1926年 論文がダフィット・ヒルベルトに甚く気に入られ、ゲッティンゲン大学でヒルベルトに師事する。ヒルベルトはノイマンに感心するばかりだったという。瞬く間にノイマンはヒルベルト数学の旗手となった。
1927年から1930年 最年少でベルリン大学の私講師(Privatdozent)を務めた。
1930年代はナチス政権を嫌い、ノイマン一家はアメリカ合衆国に移住することになった。ジョンというアメリカ風の名前に改名した。(奇妙なことに、兄弟は皆異なった姓の表記に変えた。ヤーノシュは、フォン・ノイマン von Neumannという貴族風の匂いが強く残る苗字に。彼の兄弟たちはVonneumannとニューマンNewmanにした。)
1930年 プリンストンに招かれ、プリンストン高等研究所の最年少会員に選ばれた(4人のメンバーのうち2人はアルベルト・アインシュタインとクルト・ゲーデルであった)。 ノイマンは1933年以降この研究所で数学の教授を務めた。
1931年 ゲーデルが不完全性定理を証明し、ノイマンは転機を迎える。この証明はノイマンの活動を広げることに繋った。
また35歳時の「現実の年収」を聞いたところ、初めて600万円を割り、平均で596万円。“理想”と“現実”の予想……いずれも過去最低の記録を更新した。
書面による調査で、2009年度入社の新入社員614人(男性66.9%、女性33.1%)が回答した。調査期間は3月25日から4月10日まで。
約7割が副業に肯定的
新入社員は、今後自分の給料はどうなっていくと考えているのだろうか。「毎年確実に上昇する」と回答した人は、昨年度の32.6%から24.4%に減少。一方「下がる可能性も考えられる」は同9.0%から18.4%と倍増した。
一般的に副業が禁止されている企業が多い中、不況から副業を容認する企業が出てきている(関連記事)。新入社員は副業についてどのように思っているのだろうか。「経済的に必要なら行いたい」と答えた人が最も多く44.7%、次いで「余裕があれば積極的に行いたい」(25.3%)と、約7割の人が副業を肯定的にとらえているようだ。
出世・昇進に対する考え方を聞いたところ「同期や同級生と競争するつもりはないが、後輩に先を越されたくない」と回答した人が最も多く49.9%。「同期や同級生に負けたくない」は36.7%だった。
また出世という言葉のイメージについては、32.9%の人が「責任の増大」と回答。昨年度は3位だったが、11.2ポイント増加した。以下「努力・能力の証」(21.9%)、「所得の向上」(17.1%)が続いた。「努力・能力の証」や「社会的ステイタスの向上」が昨年より下がるなど、「出世に対するイメージは悪化している印象がある」(産業能率大学)としている。
現在行っている副業(出典:イーキャリア)
副業を行うタイミングを聞いたところ、「土・日・祝日」(57.0%)と「平日で会社から帰宅後」(50.5%)の2つが多かった。副業のひと月当たりの収入は、全体平均で4万37円。つまり年間50万円ほどの収入を手にしているようだ。
インターネットによる調査で、正社員で副業を行っている人(200人)と、現在副業を行っていない人(200人)が回答した。調査期間は6月12日から6月16日まで。
どんな副業をしたいですか?
現在副業をしていない人は、今後副業をしてみたいと考えているのだろうか。また現在行っている人は、今後も続けていきたいと思っているのだろうか。全回答者の76.5%は「副業を行いたいと思う」と回答。さらに副業を行っている人の96.5%は「副業を行いたいと思う」と答えた。その理由として「収入が減ったから」「不景気だから」という回答が多く、「昨年から続く不況の影響がうかがえた」(イーキャリア)
今後の副業意向について(出典:イーキャリア)
副業をしてみたいという人(306人)に、どんな副業を行いたいかと聞いたところ「FXなどの投資」が最も多く31.4%。次いで「ネットオークション」(29.7%)、「アフィリエイト」(29.4%)、「ネットショップの運営」(25.5%)と、ネット関連が上位に並んだ。この結果について、イーキャリアは「ネット環境さえ整っていれば手軽に副業を始められることから、(ネットビジネスの)人気があるようだ」としている。
ビジネスパーソン477人に聞いたところ、自分の脳は「左脳タイプ」(56.2%)という人が「右脳タイプ」(43.8%)より12.4ポイントも多いこ とが、ライフネット生命保険の調査で分かった。また脳タイプ別に年収を尋ねると「右脳タイプ」(209人)の平均は452万円、一方の「左脳タイ プ」(268人)は455万7000円と、左脳タイプの人の方が3万7000円年収が高いという結果に。
それぞれのタイプの年収を詳しく見てみると、左脳タイプの場合、「300万円未満」という人は31.7%だったが、右脳タイプの人は40.7%。しかし「900万円以上」で見ると、左脳タイプは4.5%だったが、右脳タイプは10.0%と、2倍以上の値となった。
また学生のころ得意だった教科での平均年収を調べると、最も年収が高かったのは「物理」で559万5000円。次いで高かったのは「化学」の518万5000円、「数学」の497万2000円となり、理系の科目が得意だった人の年収が高くなる傾向がうかがえた。
インターネットによる調査で、ビジネスパーソン477人が回答した。調査期間は8月12日から8月18日まで。
●上司・部下にしたいのはどちらのタイプ?
もし上司の脳のタイプを選べるとしたら、どちらの脳を希望する人が多いのだろうか。自分自身が「右脳タイプ」の人の場合、「左脳タイプ」の上司と回答した のは61.3%で半数を超えた。また自分自身が「左脳タイプ」と答えた人の75.8%が「左脳タイプ」(75.8%)を望んでおり、上司にしたい脳は「左 脳タイプ」が多いようだ。
逆に部下にしたい脳のタイプを聞いたところ、自分自身が「右脳タイプ」の場合、「右脳タイプ」と答えた人は58.8%。一方、「左脳タイプ」という人の67.5%は「左脳タイプ」と回答しており、部下にしたい脳のタイプは自分と同じタイプであることが明らかになった。