米誌「Newsweek」では、蘭「Max Planck Institute for Psycholinguistics」のDaniel Casasanto氏による利き手と脳の認知に関する研究結果を紹介しています。
これによると、219人の米学生にあるアニメを見せ、シマウマがヒーローでパンダが悪役と説明したところ、左利きの74%は左側に、右利きの67%は右側に、ヒーローであるシマウマを描いたそうです。このデータをさらに分析したところ、右利きの人は左利きに比べて6倍も、右側に「良い」もの、左側に「悪い」ものを描く傾向があったそう。
また、別の実験では、2つの履歴書を置き、「これ、コピーして」と被験者に依頼したところ、右利きの人の多くは右側の履歴書を手に取る一方、左利きの人は左側の履歴書を選んだそうです。
この記事によると、言葉が思考の全てをつかさどっているわけではなく、普段外界からの刺激に対する認知をつかさどる脳の領域と、善悪・賢愚など抽象的な概念を操る領域とは、全く別個のものだということがいえるそう。また、言語や文化の習慣よりも空間的な経験にヒトは無意識に左右されるようです。
確かに、「右」や「左」という語には、単に場所を意味するだけでなく、「保守的」とか「革新的」など、思想や概念などに関連づけられる意味も持っています。「右」「左」が無意識に私たちのモラルや知性に何らかの影響を及ぼしているのかもしれません。こんなことからも、たまには利き手でない手を使って、右左のバランスを保つことを心がけるのは効果的なのかもしれませんね。
「5年後の自分を想像してみてください?」
よく聞きますよね。でも、ゴールを決めてその目標に向かって走っていくことが、本当に成功への近道だと思いますか?
例えばあなたが、「5年後にはCDデビューして、10年後にはグラミー賞を取る!」とゴールを設定するとしますよね。素晴らしい目標ですが、ミュージシャンになると決めたということは、その他のたくさんの可能性を捨て去ったというのと同じことになるのです。それに、ひとつのことに邁進できないタイプの人にとっては、目標をひとつに決めること自体が重荷になってしまうと言えます。
また、目標を決めてしまうと、それを達成できなかった時には、自分でも嫌な気持ちになるし、周囲からの評価も下がってしまいますよね 。ベストを尽くしたのに失敗したら、自信を喪失してしまうかもしれません。
それに、いくら立派な目標を決めても、私たちは所詮、煩悩からは逃げられない人間なのです。「まだ若いんだし急ぐことはないや」とか「この番組を見てからにしよう」「明日でいっか」と今できること、すべきことをと先延ばしにしてしまうことってありませんか?
米lifehackerのジーナ・トラパーニ編集長は、これから数週に渡って、目標設定の意義について述べるそうです。読者のみなさんは、ご自分の目標をお持ちですか? 目標設定は有効だと思いますか?
その法則の内容は、「あなたが習慣を作り、その習慣があなたを作り出す(つまり、毎日の習慣が長い目で見たあなたの人生を作り出す)」や「義務はペテンである(私たちは別に誰かに何かをしなければならないわけではない。そうしなければならないという考えに縛られているだけだ)」など。上記をあわせた12の法則は以下のとおり。
1. 成功と幸せの鍵は、セルフマネージメントとスキルである。
2. あなたが宇宙の真ん中なのだから、そこにいるように!(まわりの状況に流されず、バランスを保って、自分の軸を持つように)。
3. 最もよく考えていることを、最大限手に入れることができる。
4. あなたが習慣を作り、その習慣があなたを作り出す
5. 罪の意識はあなたを束縛し、責任感はあなたを解放する。
6. 義務はペテンである。
7. まわりへの期待は少なくして、自分への期待を大きくしよう。
8. 悪党になることを選んで目覚める人は誰もいない(みんな自分が考えるバージョンの「いい奴」としてふるまっているので、もし自分にとって嫌な奴がいても、その文句を言っているだけ時間のムダです)。
9. 現実の世界では「以後、ずっと幸せに暮らしました」ということはありえない(成功した後も、常に先々のプランを考えて、毎日を過ごさなければならないということです)。
10. 地獄はあり、それは早く始まる(感謝の気持ちや心の平安をなくすと、地獄の世界にいくのは簡単です。要注意!)。
11. 地球に楽園を作ることはできます。多くの人がやっています(まわりの人を笑顔にする小さなことを繰り返していけば、楽園は作れます)。
12. 変わるのに「遅すぎる」時はない。
議論の余地のある法則もありますが、参考にする価値はありますよね。みなさんの人生の法則もぜひ教えてくださいね!
それでは、「wikiHow」による、NVCのテクニックを紹介しますね。
1. 「ありのまま」の状態を認識する
これは、NVCテクニックのウォーミングアップといえるものです。たとえば、夜中に隣の部屋から音楽が聞こえてきたとしましょう。普通私たちは、「こんな時間にうるさいなあ」と思いますよね。でも、NVCテクニックでは、「現在午前2時。隣の部屋から大音量の音楽が聞こえてくる」と、自分の評価を加えない認識をするんだそうです。
2. 自分の感情に名前を付け、相手の感情についても考えてみる
自分の感情に名前を付ける、というのは意外と難しいですよ。たとえば、同期が先に昇進し、今自分の中に沸き上がった感情は、嫉妬? 怒り? くやしさ? また、映画を見て涙が出たのは、悲しかった? 感動した? やりきれない気持ちだった? 今度、自分の中に何かの感情が生まれたときには、その感情に名前を付けてみませんか。
これは英語のリストですが、感情にはこんなにたくさんの種類があったんですね。この中には、日本語訳ができない感情や、逆に、リストにはない日本人特有の感情も存在することでしょう。
NVCのテクニックを紹介している本では、感情を表に出したり、感情に名前をつけたりするのが苦手な人の職種にとして、弁護士、エンジニア、警察官、会社経営者、軍人などが挙げられていました。仕事上、感情を抑え込んでしまう傾向にあるので、プライベートでも同じようになってしまうのだそうです。
3. その感情の根底にあるニーズを考えてみる
自分の感情に名前を付けたら、その感情がなぜ生まれたのかを考えてみましょう。たとえばこんな状況で。
* 友人とおしゃべりをしているのに、友人は目をそらしている(ここまでは、1の「ありのまま」の状態を認識している段階です)。
* 友人の態度によって自分の中に生まれた気持ちは、「誰もわかってくれない」。その感情に名前を付けると「報われない気持ち」。
* なぜ報われないと感じるのか。それは、今自分には理解者が必要だから。自分ではがんばっていると思うのに、周囲が認めてくれないから。
NVCテクニックにより、感情のもとにあったニーズが「評価」だった、ということがわかりましたね。この場合、話し相手の友人や、話の内容は、自分の中の感情と、直接関係がないこともあります。ニーズのリストはこちら。
4. 具体的にどうして欲しいのかを伝える
感情とニーズがつながったら、周囲に対して自分の要求を具体的に伝えることができます。
夜中に隣人がうるさくてイライラしたとき、怒鳴り込んで「うるさい!」と言うよりは、「明日の朝早くから仕事で、睡眠を取っておきたいから、音量を下げてください」言った方が角が立たないですよね。
同期の昇進に対して嫉妬したということは、自分だって彼と同じぐらいやれると思っているから。でも、自分ではなく彼が選ばれたということは、自分のアピールが悪いのか、それとも、周囲がちゃんと評価してくれていないのか、などと考えれば、今後の方針を決められますよね。
すべては、自分の感情に名前を付けるところから始まるのです。簡単そうで意外と難しい作業、ちょっと試してみませんか。世界が違った風に見え始めるかもしれませんよ。
では、具体的にはどうすればよいのでしょう? 米ブログメディア「Harvard Business Blog」では習うより慣れろと説き、ポイントとして以下の5点を挙げています。
その1: シチュエーションを想定してシミュレーション
自分のことを15秒で最初から話せる人はそういない。何度でも練習しよう。次第に慣れてきて、どんな相手でも効果的に話せるようになる。座って話す場合、歩きながら話す場合、電話で話す場合、直接会って話す場合など、シチュエーション別に話し方や身振り手振りの練習をしておくことも大切。
その2: インパクトは大事
短時間で相手の心をつかむには、インパクトも大事。自分の持つ特徴をよりインパクトのある言葉で表してみよう。名キャッチコピーのなかにヒントが見つかるかもしれない。
その3: 一人称で自分の成果を語ろう
仕事ではチームプレーを求められることが多く他人とうまく折り合っていくことも大切だが、エレベータピッチのような短時間コミュニケーションでの主役はあくまでも自分。礼儀よく、自分の成果や能力について積極的に語ろう。
その4: ゆっくり落ち着いて
緊張した状態でできるだけ多くのことを言おうとすると、どうしても早口になりがち。ゆっくり落ち着いて話すことを心がけよう。
その5: チャンスはエレベータとは限らない
チャンスの場所は必ずしもエレベータとは限らない。親戚の集まりや病院の待合室、教会・寺の礼拝など、ここぞというときにエレベータピッチをやってみよう。思わぬチャンスがゲットできるかもしれない。
「謙虚は美徳」という文化も影響してか、日本では自己アピールが苦手な人も多いですね。とはいえ、自分のことを正当に伝え、相手にわかってもらうことはコミュニケーションの基本でもあります。効率的かつ効果的に自分を伝える技のひとつとしてエレベータピッチを少しカジってみるのもいいかもしれませんね。米 Lifehacker過去記事「Craft a killer elevator pitch(エレベータピッチのコツ)」なども参考にしてみてください。
『Personal Development for Smart People: The Conscious Pursuit of Personal Growth』の著者Steve Pavlinaさんは、自身のブログで、たった20分程度で人生の目標を見つける方法を紹介しています。
方法は以下の4つのステップです。
ステップ1: 紙を取り出す、もしくはワープロソフトを立ち上げる
ステップ2:表題として「人生における本当の自分の目標はなにか?」と書く
ステップ3: この問いに対する答えとして頭に浮かんだことを次々列挙する
ステップ4:泣けるまでステップ1~3を繰り返す。涙が出てきたらそれがあなたの目標。
答えを列挙するときは、文でなくフレーズやキーワードだけでもOK。同じような答えが続いても構わないそうで涙が自然と溢れてくるまでどんどん書き続けることがコツ。一人になれる場所で集中して取り組むのもポイントです。たいてい15~20分程度で頭の中が整理され、平均50~100程度の答えを書けば、おのずと人生の目標としていることがはっきりしてくるそう。ちなみに、Steveさんは25分間をかけ、106つ目の答えで自分の目標にたどり着いたとのこと。
一見マユツバなこの方法ですが、Steveさんの記事によると80~90%の人がこの方法で1時間以内に何がしかの答えにたどり着いたそうです。自分を泣かせた自分の言葉が、今後自分を勇気付ける黄金律になるかもしれません。一度試す価値ありですよ。
自分にとって奇妙な事象や理解しがたい他人の言動には無意識に拒否反応が湧き上がるもの。こちらでは、このネガティブな反応を解きほぐし、物事の本質を効果的に探る方法をご紹介します。
米ブログメディア「GigaOM」では、一見奇抜なアイデアや思考・自分とは異なる考え方を持つ人をうまく受け入れる方法として、Robert I. Sutton著『Weird Ideas That Work: 11 1/2 Practices for Promoting, Managing, and Sustaining Innovation』を引用し「5つのなぜ」の実践を勧めています。
「5つのなぜ(Five Whys)」とは、「それはなぜ?」と5回繰り返して問いかけ、ある問題の原因と結果の関係を掘り下げて探るための思考方法。5回という回数自体にそれほどの意味はなく、何度も問いかけることで、その問題の真因を探り当てるのがポイントです。グローバル自動車メーカー「トヨタ自動車」も「5つのなぜ」を現場の改善活動に導入している例で有名ですね。
たとえば、「自動車が動かない」という問題があるとして、
1回目: 「自動車が動かない」のはなぜ?」
「バッテリーが動かない」から
2回目: 「バッテリーが動かない」のはなぜ?
「オルタネーターが作動していない」から
3回目: 「オルタネーターが作動していない」のはなぜ?
「オルタネーターベルトが壊れた」から
4回目: 「オルタネーターベルトが壊れた」のはなぜ?
「オルタネーターベルトの寿命が過ぎているのに交換されていない」から
5回目: 「オルタネーターベルトの寿命が過ぎているのに交換されていない」のはなぜ?
「定期的にメンテナンスしていなかった」から
と展開され、「自動車が動かない」根本的な原因は「定期的にメンテナンスしていなかったから」といった具合になります。
何事もそうなっているからには何かしらの原因や理由があるはず。「5つのなぜ」を実践することで、自分と対話し、自分の感覚的な拒否反応を解きほぐしつつ、問題や事象の本質を探っていくと、新しい世界がきっと見えてきますよ。ぜひお試しあれ。
しかし、自分の望む結果を得たい場合、このような反応が不利に働くこともあるようです。
米ビジネスメディア「Harvard Business blog」によると、人間同士のやりとりはそのときどきの成り行きに対する反応の連鎖にすぎないことが多いのだとか。そして反射的な反応は必ずしも自分の望む結果につながりづらいのだそう。例えば、怒鳴られたからといって怒鳴り返してしまうとせっかくの良好な関係が壊れることもありますし、仕事上自分に有益な人なのに「不快な言動をされた→その人が嫌い→一緒に仕事しない」といった具合に、本来自分が得たいものが得られない結論に至ってしまうのです。これは非効率な思考連鎖ですね。
では、どうすればよいのでしょう?
答えは単純。自分の望む結果に集中し、これに向けて反応するのです。反射的に相手に反応してしまうのではなく、自分の得たいものを得るためにどう反応すべきかを冷静に考えてから反応するのです。上の例をこの思考連鎖に当てはめてみると、不快な言動をされたことで相手を嫌いになったとしても、自分にメリットがある以上は「とりあえず一緒に仕事しよう」ということになるわけですね。
「あんな言い方された」とか「こんな態度をとられた」など、"過去"にこだわって自分の判断を歪めてしまうよりも、"未来"に向けて建設的に判断し、行動する方が生産的ですね。とはいえ、イラっときてしまったときは、ライフハッカー過去記事「ムカっときたときは心の『undoボタン』をクリックしよう」などを参考にしてみてください。
Webサツール「NENGO」は、今後の計画・夢・目標・タスクなどをTwitter風に投稿&公開できるものです。ユーザー登録するとアカウントが作成され、「いつまでに」欄で期限を、「なにをやる」欄で実施する計画を記入して投稿可能に。1日の貯金額を入力する欄もあり、期限までにいくら貯まるかが表示されます。
「Twitter」と「Logpi」のアカウント情報を、「NENGO」のアカウントに登録もできるようになっており、「NENGO」への投稿をTwitterなどに同時投稿できます。公にすることで周りのサポートが得られることも、往々にしてあるから、大きな野望を書いておくのもいいでしょうね。
また、「マイ計画」のページでは自分が投稿した計画を一覧することもできます。計画のステータス(「完了済計画」、「未完了計画」、「期限が過ぎた計画」)別にまとめる機能は、これから実装予定とのことです。
ユーザー登録前でもホーム画面では、全ユーザーの計画がタイムラインに表示されていますので、他人がどんな期限でどんな計画を立てているのか、チラ見してみると参考になるかもしれませんね。
マイスピでは
マイスピ的には新月の日を記録したり、新月のお願いごとを避けるべくボイドタイムの記録とかもいいかも。結婚は何歳にしてー、子供は何歳で生んでー、......と、独女は夢が膨らむばかりだわー!
と書いていましたが、貯金の目標や資格のための勉強、公私にわたるプロジェクトなんかも、こちらに書くのには向いてますね。どうも目標をなし崩しにしがちだなーと思っている人は、目標完遂のためのツールとして使ってみてください。
米誌「Forbes」では、ウソをついている人のありがちな言動として、以下の8つを挙げています。
1. 目を合わさない
ウソを言っているときは、相手とできるだけ目を合わさず、腕や足を組んで固まっている傾向がある。
2. 一人称で語りたがらない
自分をウソから遠ざけようという心理が働き、不自然に二人称や三人称で話す。
3. 身振り手振りで話さない
真実を語っているときは、話すリズムにあわせて自然と身振り手振りをするもの。そうでないときはウソを言っているのかもしれない。
気になる残りの5つの兆候は、以下からどうぞ。
4. 挙動不審
やたら汗をかいていたり、目がキョロキョロしていたり、やたら声が高くなったりしていたら要注意。
5. 「実は...」という前置きが多い
ウソをついているときは、やたらと「実は...」や「マジで...」など前置きをしてから話しがち。
6. 言葉に間が増える
ウソをついているときは言葉選びに慎重になるので、言葉と言葉の間が大きくなりがち。
7. 非協力的
ウソは人の防衛本能を刺激する。必然的に非協力的な姿勢になる。
8. ちょっとした間違いも認めたがらない
ウソを見破られることを心配しているので、些細な間違いを指摘されるだけでムキになりがち。
では、怪しいと思ったら、どうすればよいのでしょう?
もちろん知らないほうが幸せな真実もありますから、あえてそのまま放置したほうがいいこともありますし、徹底的に真実を追及することもときには必要かもしれません。米の法廷では、ウソを暴くために「Reid Technique」と呼ばれる誘導尋問のためのフレームワークが広く活用されているそうですよ。ちなみに、ある調査結果によると、フェイストゥフェイスよりも電話のほうがウソをつく確率が高いのだとか。相手に表情や動作を見られることがないので、ウソをつきやすくなるのかもしれませんね。
いかがでしたか?
あくまでもご紹介した言動がすべてウソにつながるというわけではありませんので、くれぐれもご参考まで...。あまり疑心暗鬼にならないようにしてくださいね。
エクセルエキスパートのChandooさんは、エクセルの「ゴールシーク」機能を、老後の計画に役立てる方法を教えてくれています。
例えば、シートに老後の生活に必要な目標金額を入力します。その下のセルに、自分の年収を入力します。更にその下のセルに、(目標金額÷自分の年収)の数式を入れます。ここで「ゴールシーク」機能の登場です。
(目標金額÷自分の年収)の数式の入ったセルを選択した状態で、ツール > ゴールシークを選びます。
[ ゴールシーク機能 ]
数式入力セル = (目標金額÷自分の年収)の数式のセル
目標値 = 定年(引退)までの年数
変化させるセル = 年収のセル
それぞれを上記のように選択すると、定年(引退)までに自分が毎年いくら稼げば目標金額に達成するのかが出てくるのです。年数を12倍にすれば「毎月いくら稼げばいいのか」、365倍にすれば「毎日いくら稼げばいいのか」、それぞれ数字で出てくるのでかなり現実味があります。
「○十年先までに○○○万円貯める」よりも「毎月□□万円稼ぐ!」の方が、分かりやすくてモチベーションが上がりそうです。元気に働ける今のうちにモリモリ稼いでおきましょう!
わかりきっているはずなのに、物欲に負けてしまいがちなときに、物欲を寸止めしてくれる5つのキーワードが「Get Rich Slowly」に載っていましたのでご紹介。キーワードの頭文字をとると「W.E.A.L.T.H=WEALTH=富」になるというから、験担ぎを重視する方々にもオススメしたいですね。さて、気になる5つのキーワードは、以下のこちら。
* Want or Need?
(「欲しい」のか? それとも、「必要」なのか?)
* Ego?
(エゴ・自己満足だけじゃないか?)
* Add-ons?
(「あるだけで満足」なものではなく、生活を豊かにするものか?)
* Lifestyle?
(安いものを選ぶことで、あなたのライフスタイルやポリシーに妥協を強いることはないか?)
* Time?
(時間の節約になるのか?)
* Happiness?
(買ったときだけではなく、買ったあとに幸せを感じられるか?)
毎日使うようなもの(たとえばヒゲ剃りとか、歯ブラシとか)は、1日1回で365回も使うんですから、そのたびに「買ってよかった」「使ってよかった」と思えるもののほうがいいですよね。「安く買えた」だけを追求しちゃうと、安物買いの銭失いになるのは、どこの国でも同じようですね。
ボーナスが入って、心持ち浮かれがちな方は、ぜひ携帯にメモしておいて、買い物の時にちらっと見て思い出してください。
ある実験で、被験者に「もともと水曜日に予定していた会議を『金曜日』・『次週の月曜日』のいずれに延期すべきか?」と尋ねたところ、「金曜日」と回答した人は「月曜日」と回答した人よりも"せっかち"で怒りっぽい人が多かったそうです。
さらに、両者には時間への捉え方に大きな違いがありました。「金曜日派」は時間を「自分が時間を移動している」と捉えている一方、月曜日派はより受け身的で、「時間が自分に向かって進んでくる」と認知していたそう。研究者の考察によると、時間を移動していると捉えることが怒りの感情を引き出しやすいのだとか。
また、別の実験でも同じ傾向が見られました。62名の学生を対象に同じ質問をしたところ、「金曜日のほうがよい」と回答したのは、やはり怒りっぽいタイプの人が多かったそうで、彼らも同様に「会議の日が自分近づいてくる」と感じるよりもむしろ「自分が会議の日に近づいている」と捉えていたそうです。
この説の真偽についてはまだ断定できませんし、「金曜日派」「月曜日派」に良し悪しがあるわけでもありませんが、時間という抽象的な概念への受け取り方がヒトの感情と関連しているという点は興味深いですね。ちなみに訳者は"金曜日派"でした。確かに、思い当たるフシがあるような...。
そんな誘惑を断ち切って、少しでも健康的な生活を取り戻せるように、役立ちそうなハックをご紹介しますね。大学時代はとうに過ぎてしまった大人の皆さんにも、十分使えるネタもありますので、学生時代を思い出しつつ読んでみてください。
■運動系ハック
ほとんどの大学にはリクリエーションセンターのようなものがあります。しかも、うれしいことにそういったフィットネス系の施設の利用料は、学生であれば無料で使えることが多いです。(学費に含まれているので)こんな素晴らしい施設を利用しない手は無いですよ。以下のようなハックで使いこなしてみてください。
○フィットネスの時間を時間割に組み込む
後期の授業の時間割を組む時に、フィットネスの時間も入れて時間割を組みましょう。授業のある校舎や教室とセンターの場所の位置関係、自分がフィットネスに当てたい時間帯などを踏まえつつ、効率良く時間割を決めていきましょう。
○運動仲間を見つける
友だちの中で運動仲間を見つけて、一緒に運動しましょう。寮に住んでいれば同部屋の友だち、一人暮らしだとしたらできるだけ近所に住んでいる友だち、実家の場合は行き帰りが同じ方向の友だちなど、より行動範囲が近い方がベターです。運動せずに家に帰ろうとしたら「コラコラ〜」と言い合える方が長続きしそうだと思いません?
■食生活ハック
○サラダバーを活用する
学食にサラダバーがあれば、それを活用してモリモリ野菜を食べましょう。サラダにフライドポテトはいいけど、サンドウィッチのチキンは止めるとか、ナッツやドライフルーツを積極的に取るとか、学食のメニューは自分で自由自在に組み合わせられますよ。
○朝食をきちんと食べる
学食は何も昼食時だけに営業している訳ではありません。(そういう学校もあるかもしれないですが)朝から営業中の学食には、朝食メニューもあるはずです。誰かが毎日朝食を作ってくれている場所があるんだから、そこに行かないなんてもったいないです。ぜひ学食で朝食を。
○空いた時間は部屋に戻る
寮や学校の近所に住んでいる人しか難しいかもしれませんが、授業と授業の合間が微妙に1コマ空いてしまった時などは、迷わず部屋に帰りましょう。「飯は三度の大盛りよりも、六度の小盛り」と聞いたことがあります。小腹が空いた時は、自分の部屋にストックしてある食べ物を軽くつまめば、行き帰りが運動にもなって一石二鳥です。
○飲み物は水、果汁100%ジュース、低脂肪牛乳で
毎週末(最悪の場合は毎日)、一晩中浴びるようにアルコールやジュースを飲んでいる人は手を挙げて!分かってると思いますけど、その生活が一番体に良くないですから。とにかく、炭酸飲料は今すぐ止めてください。オールで飲む時は、上に書いた飲み物か、コーヒー、紅茶で凌ぎましょう。
■睡眠系ハック
○まともな睡眠習慣を
大学生の睡眠事情なんて推して知るべしです。まともなはずがありません。10代やそこらの若者がいきなり夜の自由を手に入れたのですから、毎日がお泊まり会みたいなものですよね。今このことに気付いたあなたも、気付いていたけど気付かない振りをしていたあなたも、これからは平日の夜くらいまともな時間にベッドに入りましょうね。
○寝る前の習慣を作る
寝る前の習慣と言っても、歯磨きや洗顔じゃありませんよ。(というより、最低それくらいはしましょうね)今回強力にオススメするのは、次の日の準備をするということです。授業で必要な教科書やノートをバッグに入れておくとか、朝食を手作りする人は下準備をしておくとか、着ていく洋服を決めておくとか、そういうことです。遠足の前日じゃあるまいし、と思うかもしれませんが、こういう準備ができていると、朝布団の中でウダウダせずに起きることができるのです。
大学生編と書きましたが、社会人でも使えるハックがありますよね。学校を会社に、学食を社食に置き換えたりして、上手にハックを使い回してみてくださいね。
ポイントは捨てる勇気を持つこと。
ToDoリストに書き込んだら最後、「ここに書かれたすべてのことを自分はやりきらねばならない」という強迫観念を抱きがちですが、必ずしもそうともいえません。米Lifehacker過去記事「The art of the doable to-do list(実現可能なToDoリスト化のコツ)」でGinaも述べているとおり、そもそも限られた時間で常にすべてのタスクを遂行するのは不可能なもの。だからこそ、タスクの優先順位付けが不可欠なわけです。
また、タスクの優先順位付けは、とかく優先順位の高いものを選ぶことだけに気を取られがちですが、同時に優先順位の低いものを特定することも重要。そして優先順位の低いものは思い切ってタスクから完全に削除してしまうのです。これは一見大胆な方法ですが、結局遂行されずにいつまでもToDoリストに残ったままのタスクは自分に妙な強迫観念を与える以外の効果はあまりないわけで、それなら思い切ってスッキリ削除したほうが効率的だそうです。
たしかに、ライフハッカー過去記事「自称マルチタスク派は、実はマルチタスクに不向き?!」でご紹介した研究結果でも示されたとおり、アレもコレも...と様々なことに気を取られていると、集中力がかえって低下し、必ずしも生産性の向上につながるとはいえませんね。あくまでもToDoリストは「仕事の効率化」という目的のための道具のひとつ。ライフハッカー過去記事「今さらながら、生産性を上げる基本中の基本ハック10選」なども参考に、自分の道具に自分が振り回されることなく、うまく使いこなす術を身につけましょう。
Windows/Mac OS Xのみ:画像共有ツールとして世界中で広く使われている「Flickr」と「Facebook」。旅行やアウトドアイベントなどで盛り上がったときの写真を友達同士で共有すると、また別の楽しさが味わえますね。
さて、オンライン上で共有されたフォトアルバムをダウンロードするとき、どうやっていますか?
画像1枚ずつ地道にコピーするのは少し面倒...。そんなときに使えるのが『Fotobounce』です。
『Fotobounce』は、FlickrやFacebookで共有されている画像をクリックひとつでダウンロードできるツール。インターフェイスは冒頭の画像のような具合で、左側にFacebook・Flickrの友達ユーザ名が表示され、右側に画像のサムネイルが表示される仕組みです。また、ダウンロードができれば、アップロードもできるさ!ということで、右クリックひとつでFlickrやFacebookへの画像をアップロードすることもできますよ。
さらに、このツールは、フォトオーガナイザーとしても活用できる優れもの。たとえば、GoogleのPicasa Albumsと同様の顔認識機能がついているので、画像がある人にタグをつけたりもできます。
『Fotobounce』はフリーウェア。WindowsとMac OS Xのみの対応です。ダウンロードはこちらのページからどうぞ。
ビジネスパーソンも人の子。パパ/ママ・夫/妻・彼氏/彼女など、仕事を一歩離れれば別の役割があるものですし、本来の自分に還る時間も必要ですね。GTD志向の我がライフハッカーですが、そのプロセスで疲弊したり燃え尽きてしまうことは本末転倒...。公私ともに充実した毎日を過ごせるよう、こちらでは、ワークライフバランスをうまく実践するためのツールをご紹介します。
David Seahさんが作成した「The Day Grid Balancer」は、仕事・プライベート・家事・睡眠などのバランスが週次で一覧化できるワークシート。シートの右上にその週で取り組む主なテーマを3つまで書き出すことができ、その他のタスクや予定は各曜日の欄にTo Doリスト風に書き込むことができます。また、仕事に8時間、睡眠は6時間、趣味に1時間といった具合に、各曜日にある右側の四角を使って1日を24時間に分けて捉え、どの分野に何時間使ったかを記録していく仕組みになっています。
Seahさんのお勧めな使い方は以下の5点です。
■週初めに、その週に取り組む主なテーマを右上の欄に書き出すところからはじめよう。このシートでは、優先順位の高いものを3つまで書き出せるようになっている。特になければ空欄のままでもOK。
■週が進むにつれて新たに判明したタスクは都度シートに追加しよう。
■毎日やったことを書き出そう。事前に書き出したタスクの進捗度合いをチェックしたり、その日起こったことを書き留めるだけでもOK。
■予定やイベントも必要に応じて書き入れよう。
■週終わりに一週間のレビューを行おう。
このシートは、詳細なスケジュール管理のためというよりも1週間のワークライフバランスにおけるスコアボードとして使えますね。もちろん恒常的に活用するのもいいですし、自分のワークライフバランスを時間ベースで把握するため、ある一定期間だけ試験的に記録してみるのもいいかもしれません。
STEP 1: 友達や家族など親しい人にフィードバックをもらう
そもそも自分の目標が達成できそうなものなのか不安な場合は、自分の目標について率直に話し、親しい人から忌憚のないフィードバックをもらおう。
残りのステップは以下に続きます。
STEP 2: ソーシャルネットワークで共有しよう
「Twitter」や「Facebook」、「mixi」などのソーシャルネットワークを通じて、オンライン仲間に自分の目標とその進捗状況を共有しよう。大げさなものでなくてOK。例えば「今日から〇〇検定の勉強を始めたよ!」みたいな感じで気軽にシェアしてみよう。
STEP 3: 自分のネットワーク外にも公表する
自分のネットワーク外にも自分の目標を積極的にアナウンスしてみよう。思いがけず有用な情報を共有してくれる人が現れるかもしれないし、同じ目標に向かって頑張っている同志に出会えるかもしれない。自分の目標を他の人と共有するためのソーシャルメディア「MySomeday」などを利用すると便利。このサイトは、自分の目標や計画を投稿すると、コミュニティのメンバーがアドバイスなどをコメントしてくれる仕組みになっている。達成までのプランを入力し進捗管理もできるので、セルフマネジメントにも使える。
STEP 4: あとは行動あるのみ!
様々な人々に自分の目標を共有したら、あとは行動あるのみ。目標の達成を信じて愚直にやりきろう。
あくまでも目標の達成が目的ですので、必ずしもオンラインでのシェアが必要というわけではありませんが、実際に言葉に出すことで、目標を自分のより身近なものとして感じることができるそうですよ。また、他人にシェアすることで「有言実行」へのプレッシャーがかかり、それが目標達成への原動力になるかも!
米ビジネスブログメディア「Harvard Business blog」では、1日8時間労働として、18分間を余分に割くことで仕事を計画通りに進めることができるというGTD術を紹介しています。
この記事によると、必要なのは以下の3ステップ。
ステップ1:一日の計画を立てる(所要時間・5分)
PCを立ち上げる前に、まずは、その日にやるべきことを紙に書き出し、重要度や難易度に応じてタスクの優先付けを行う。タスクを洗い出せたら、1時間ごとにやるべきタスクを当てはめていこう。時間ごとにタスクを割り当てることで、進捗度合いのチェックがしやすくなるという効果があるのだとか。
ステップ2:一時間ごとの振り返りを行う(所要時間・各1分)
1時間ごとにアラームを設定しておく。アラームが鳴ったら、それまでの1時間の仕事ぶりを振り返ろう。ポイントは、数時間まとめて管理するのではなく、あくまでも1時間ごとにマネジメントすること。
ステップ3:一日を振り返る((所要時間・5分)
PCを閉じたら、その日一日を振り返ろう。何をしたか?どこに集中して取り組んだか?明日以降生産性を上げるためにやるべきことは何か?など。
もちろん仕事では突発的な出来事も発生するものなので、いつも計画通りとはいかないのが現実ですが、このような時間を取り、ひとつひとつレビューする習慣をつけることで、タスク管理に役立つのみならず、自分の仕事のクセや傾向、工数の目安を捉えられるようになるという利点もあるそうです。
米ハック系ブログ「Dumb Little Man」では、目標達成するための方法として「S.M.A.R.T.」式というフレームワークを紹介しています。S.M.A.R.T.とは、Specific(具体的)、Measurable(計測可能)、Achievable(実行可能)、Relevant(関連性あり)、Time-Boxed(期限あり)のそれぞれの語の頭文字をとったもの。詳しくは、以下のとおりです。
Specific(具体的)
抽象的もしくは一般的な目標はなかなか達成しづらい。たとえば単に「速く走る」と目標設定するのではなく、「5マイルを平均1分で走る」のように具体的に目標を特定することが望ましい。
Measurable(計測可能)
目標を達成するプロセスを明確にすることが必要。目標達成への進捗状況が都度、計測できるようなものであるべき。
Achievable(実行可能)
目標を高く持つこと自体はいいことだが、物理的に達成不可能なことを目標に掲げるのは避けるべき。自分の能力やコントロールの下で実現できる範囲で、目標設定するほうがよい。あくまでも合理的かつ現実的に考えよう。
Relevant(関連性あり)
目標達成にドライブがかからない場合はたいてい目標達成しにくい。仮に達成できたとしても、そこから得られる達成感は乏しいだろう。目標は自分に関係するものであるべき。自分のこととして捉えられなければ、目標達成へのドライブはかかりづらくなる。
Time-Boxed(期限あり)
目標達成の期限が設定されると、より集中し、優先してこれに取り組むことができる。目標には期限を設定しよう。目標達成までのマイルストーンごとに期限を設定すると、よりドライブがかかりやすい。
2009年も残り4ヶ月。今年の元日に誓ったあの目標は今、どんな状態ですか? 「順調に進行中」という方も、「そんなのあったような...」という方も、今の目標を見直してみるといいかもしれません。
「S.M.A.R.T.」式については、Andy Hunt著「Pragmatic Thinking and Learning: Refactor Your Wetware (Pragmatic Programmers)」で詳しく述べられているそうです。
無料で探せるソースが豊富なネットの検索は、まっさきに使われるもの。特に予算の取れない案件であればネットだけの情報だけで...なんてことも。だけど、Webですべて探せると思うのは大間違い。これは突き詰めて検索すればするほど、そう感じられるのではないかと思います。
それでは、検索エンジンをつかって探しにくい情報をあらかじめ知っておけば、無駄な検索じ時間を費やすことも減らせるはず。そこで参考になるのが、Geekなページの「Web検索では届かない世界」というエントリー。Webからでは見つけにくい6種類の情報が紹介されています。その6種類とは...
1. 書籍に書かれている内容
2. 論文に書かれている内容
3. 各種仕様書
4. Deep Web
5. 経験、ノウハウ
6. 人脈、特定業界でのキーパーソン
ちなみに「Deep Web」とは、
公開されているけどDeep Webになるものとしては、パスワード認証が発生するようなデータベースだったり、検索エンジンロボット侵入拒否設定をしているサイトなどがあります。ユーザからのキュエリー毎に動的に生成されるWebページもあります。
このように検索エンジンから見えないDeep Webの実態は、検索エンジンで見えている情報の数倍の規模があるという研究結果もあります。検索エンジンによって表面化しているのは、まさに氷山の一角でしかないというわけです。
Webで見られるものは「氷山の一角」の可能性もある、という点を忘れないことで、「井の中の蛙」にならないよう気をつけたいものです。
「できること」と「やりたい」こと。
「求められること」と「やりたい」こと。
そして「できること」と「求められること」。
それぞれ、なかなか一致しないものですね。
ブログメディア「What Consumes Me」では、仕事で幸せを得るポイントを整理するためのベン図フレームが紹介されています。
このフレームは、「うまくできること」、「やりたいこと」、「稼げること」の3つのカテゴリーをベン図化し、これら3つが重なる領域こそ仕事で幸せを得られる「フレフレゾーン(Hooray! Zone)」だとしています。
また、それぞれ2つのカテゴリーが重なる領域については、以下のように分析しています。「やりたい」し「うまくできる」が「稼げない」
ビジネスを換金化するための工夫が必要。もしかしたら、思い込みでターゲット顧客を絞り込みすぎているのかもしれない。自分のポジショニングとターゲット顧客をもう一度精査し、どこでどうやって儲けるかを考えよう。
「やりたい」し「稼げそう」だが「うまくできない」
まずは、自身の弱みを理解しよう。それが強みを深めることにもつながる。少しでも弱みを克服し、強みを強固にするために一つ一つ行動に移すことが、長期視点での成長と安定への鍵。
「稼げそう」だし「うまくできる」が「やりたくない」
これは致命的な罠。稼ぐためにイヤイヤやっていると、自分のやっていることに愛着が持てず、情熱も失われる。ときには「やめる」という決断もアリ。
このフレームワークはビジネスそのものに当てはめられるだけでなく、ビジネスパーソンの日常業務でも応用できますよ。ライフハッカー過去記事「あなたのビジネスモデルは何ですか?」なども参考に、自分の仕事を一度、たな卸ししてみるのもいいですね。
ロチェスター大学(University of Rochester)の心理学教授Edward Deci氏の研究チームでは、幸福感を向上させるうえで、他者との永続的な信頼関係の構築といった本質的価値に関する目標と、富や権力といった付帯的価値に関する目標が、それぞれどう作用するのかを検証しました。
その結果、本質的な目標にコミットすればするほど目標達成しやすくなり、目標が達成できればより多くの幸福感が得られる一方、付帯的な価値を得ようとする目標に関しては、同様の幸福感が得られるとは認めれなかったそう。
既に言い古されたフレーズですが、富や名声は必ずしも人に幸福感をもたらすわけではないということのようです。もちろん、ローン返済や家賃の支払など実生活を営む上で必要なお金を稼ぐことは必要なことですが、富・名声・権力などの付帯的な価値に固執すると「ランニングマシーンの罠」にハマる恐れがあるのだとか。幸福感を感じることなく、ただひたすら働くだけになってしまうというわけです。
米誌「The Atlantic」最新号(2009年6月号)でも、1937年から米ハーバード大学の卒業生を対象に行っている研究「The Harvard Study of Adult Development」を引用し、別の観点から人間の幸福について論じています。この動画によると、人間にとっての幸せとは必ずしも自分だけに関することではなく、むしろ、他の人の役に立つなど他者との関係の中で感じるものと述べており、幸せとは愛と結論しています
心身ともに健康を維持するためには幸福感が不可欠であり、幸福感を得るためには、本質的な価値に根付いた志を持つことが大切のようです
事例を用いて以上のことが丁寧に説明されており、なかなか見ごたえがあります。スピーチもユーモアに富んでいて 「聴衆を惹きつけるスピーチ、ここに極まれり!」といった感じ。20世紀型の仕事は、目的が既に明確に示されており、範囲も限定されているものがほとんど。よって、与えられた範囲の中で目的にストレートに仕事を遂行することが求められた。このタイプの仕事は、高い報酬を与えるほどよりモチベーションが高まり、成果もあがるという法則が成り立ちやすかったのも特徴的だ。
一方、現代のビジネスパーソンが日々格闘している仕事はより創造性を求められる概念的なものが多い。課題や問題自体が明確になっておらず、解決策も多様に存在しうる中で、自分の頭で考え、物事の本質を捉え、解決策を導き出すことが求められるようになった。このような仕事は、20世紀型の仕事と異なり、必ずしも報酬がよりよい成果につながるとは限らない。むしろ、個々人が創造性を発揮しやすいような環境を確保することが望ましい。ポイントは、Autonomy(自主性)・Mastery(専門性)・Purpose(目的性)の3つだ。